生ごみ堆肥化・微生物有機農法(有機栽培)・微生物有機資材(有機肥料・有機堆肥)・米糠水稲栽培 |
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水稲無除草剤栽培における米糠の抑草効果(ぬか・ヌカ)米糠で抑草水稲の有機栽培では米糠に雑草防除効果があることが知られていますが、米糠から発生する有機酸が、雑草だけでなく稲の根の成長も阻害してしまうため、なかなか難しくあまり普及していません。 当会では、田植えの際にできる機械のツメ跡に糠が入らないよう、田植えのすぐあとに除草機で土を寄せ、ツメ跡を埋めました。そしてすぐに生糠と微生物の培養液を10リットル投入しました。その結果、除草剤を一度も使用することなく、1反に8.5俵の米をとることができ、協力してくださった農家の方も大変驚かれていました。 ◎ 微生物の培養液は田んぼの土着菌との相性がよく、藻の発生を促進させる→抑草効果 ◎ 元肥に有機堆肥を入れれば効果大(彩り有機10s×15袋前後)。 ◎ 米糠+微生物+有機堆肥の効果で、非常にあまくおいしい米の増収が見込める。 (実践初年度で8.5俵/1反のおいしい米ができました)
日本農業新聞 2003年10月23日
米ぬか+発酵液 水稲抑草に効果 埼玉の「土と食の会」 埼玉県岩槻市の土と食の会は、水稲抑草に発酵液を混ぜた米ぬかを使い効果を挙げている。それまでは生の米ぬかで根を傷めることが多かったが、今年の試験栽培ではほとんど雑草が発生せず、例年に比べ多い「コシヒカリ」十アール八・五俵(一俵六十キロ)を収穫した。 同会は生ごみのたい肥化や微生物農法の普及などの活動をしている団体。水稲栽培に米ぬかを利用した抑草方法を取り入れたとき、田植え機のつめあとに米ぬかが入りこみ、水稲の根を傷めるケースが多かったことから、会員の水田を使い、最適な米ぬかの利用方法について試験栽培を進めてきた。 今年は通常の田植えをし(元肥に有機たい肥百八十キロ)、一週間後に手押し式の除草機をかけた。同時に発酵液(商品名=ヨジゲンバイオ)二リットルを混ぜた米ぬか百五十キロを手散布で投入した。 米ぬかの利用は有機稲作でよく使われる抑草方法。水田を還元(酸素欠乏)状態にし、雑草を抑える。 今回は散布後に少し悪臭がしたが、イヌホタルイ、コナギ、カヤツリグサ、アゼナ、イヌビエなどいつも出てくる雑草がほとんど出なかったという。水稲の根傷みもなく、例年に比べ一・五俵多い八・五俵を収穫した。 栄京子代表は「途中で藻が出てきてうまく雑草を抑えられた。ぜひ挑戦してほしい」と話している。発酵液は同会で入手できる。 米糠抑草の方法用意するもの・米糠(生糠)・微生物の培養液(ヨジゲンバイオ) 下準備@サークルコンポの醗酵槽(容器)に米糠を入れ、これにヨジゲンバイオの1000倍希釈液を散布してよくかき混ぜ、密封状態にする(水分は多すぎず、米糠が湿る程度でよい)。A温度計で発酵熱を見て高温ピークになったら切り返し、温度が上がらなくなるまで何度か繰り返す。これで微生物入り発酵糠の完成です。 ※乾燥させると長期保存が可能です。 ※肥料用ボカシとしても使えます。 散布@通常の田植え後1週間以内に除草機をかける(田植え機の爪あとに土をかけるのが目的)A上記の微生物入り発酵糠を散布(ペレットの機械があればそれを利用も可) 詳しくはお問い合わせください。 追記
上記の方法では、ぬかをまんべんなく土にかぶせることがむずかしく、除草効果が完全でないことがわかりました。
現在は以下の方法でより効果的な除草を行っています。
1.彩り有機を元肥として入れる(1反に20袋) 2.田植え後1週間以内に生ぬかをふりまく(1反に20袋、約300s) マルチの役目なのでまんべんなく土に覆いかぶせるようにする。除草機は不要。 3.ヌカは3日〜4日位で自然に沈むので落水は不要。 4.8月中旬(お盆以降)に油粕をまんべんなく追肥(1反に20kg) これで甘くておいしい安心なお米ができます。 埼玉県では3年前の冷夏でも8.5表、翌年は10表の収穫がありました。 また、本来ぬかや油粕は醗酵させておかなくては稲に悪影響を及ぼしますが、元肥の「彩り有機」を事前に入れることでその問題は解決します。化成肥料よりコストも手間も掛かりますが、地球にも身体にもやさしい米作りです。ぜひ挑戦してみてください。 稲刈りの様子 2003.9.25 |
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