烏骨鶏(ウコッケイ)の放し飼い有精卵

たまごの話 〜素朴で自然な本物の卵〜

平飼い有精卵

何も加えない、自然のおいしさ

当会の卵は、ほのかに甘い、あっさり味です。合成添加物などを使っていませんので、卵本来の自然の味がします。また、人工的なビタミン剤や栄養剤も使用しません。手間はかかりますが、季節の野菜=自然のビタミンをたっぷり食べさせています。



着色料は使わない、自然の色

当会の卵は黄身の色がうすく、みなさんびっくりされます。でも、それが自然の色。何も加えていない証拠です。黄身の色が濃いと、新鮮で、栄養が豊富で、おいしそうに見えますよね。一般の卵はそう見せるため、とうもろこしやパプリカなど色素の多いものや、着色料を飼料に混ぜています。
でも、色素は栄養価には関係しませんから、黄身の色が濃い=新鮮で栄養豊富、というわけではありません。わざわざ色をつけることなく、自然のままの素朴な卵を食べていただきたいと考えています。



卵は生き物。規格品ではありません

産み始めの卵は小さく、しばらくは中サイズで安定し、ある程度歳をとるとLLサイズ以上のとても大きな卵を産むようになります。一般の養鶏ではこのような大きい卵は扱いづらい、都合が悪いと敬遠され、この段階に入る前 = 生後たったの1年ほどで、役目を終えた鶏「廃鶏」として処分します。当会では卵の状態に関係なく、できるかぎり生涯飼育をしています。お届けする卵も、大きさは不ぞろいです。



採れたてそのまま、洗いません

自然の卵は、すぐには腐りません。鶏のお母さんは卵を産んで、ある程度数をためてから抱卵しますが、その間に腐ってしまったら困ります。腐りにくい理由の一つは、殻を覆う見えないバリア(クチクラ層)。これが外部からの細菌を防いでいるのです。
卵を洗ってしまうと、この膜がなくなって細菌が侵入しやすくなり、卵のいたみが早まります。一般の卵は合成洗剤で洗卵・消毒していますが、洗剤が卵の内部に浸透してコレステロールと結びつき、人の体内に入ってから血管に沈着しやすくなるといわれています。(コレステロール自体は身体に必要で、沈着しなければ問題はありません)。