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名刺の材料は「埼玉の木の紙」 県庁職員が利用
2005年11月6日 埼玉新聞
県内で生産されたスギ、ヒノキなどの間伐材や端材を原料にした名刺が、埼玉県庁の一部職員らに利用されている。職員はポケットマネーで印刷前の「名刺」を購入。県庁の文書課で所属部署や名前を印刷する。地球規模の課題である環境保全について、「まず個人でできること」の実践の一つだ。
林業の採算性の悪化から、国内には手入れ不足の放置林が増加。国内産木材の利用が呼び掛けられていることから、さいたま市岩槻区の市民団体「優良パルプ普及協会」が、秩父産の間伐材などのチップに古紙を混ぜ合わせた「埼玉の木の紙」を開発した。この紙は、木材25%、古紙75%で、無薬品・非加熱のパルプが原料。同協会が開発した黒煙も廃液も排出されないパルプ化機械で作られる。
「埼玉の木の紙」で作製された名刺は、県緑化推進委員会が八月に県農林部の職員に利用を呼び掛けたところ、140セットの注文があった。「環境問題に取り組む職員の姿勢がアピールできる」(同委員会の藤井克己事務局長)と、職員からも好評。さらに50セットの申し込みがあるという。また、県内の自治体や企業にも売り込み中で、紙の「地産地消」を目指している。
地元産の間伐材を利用した紙は、都内でも「東京の木の紙」として名刺や一筆箋が販売されている。さらに壁紙や育苗ポットなどの新製品も検討中という。
1セット500円(印刷なしの紙のみ)。収益金の一部は、「緑の基金」に寄付される。
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