優良パルプ普及協会

ケナフとは

ケナフとはアオイ科フヨウ(英名:ハイビスカス)属の一年草で、春に種をまくと夏には3〜4mに成長し、ハイビスカスに似た花を咲かせます。
成長が早く、二酸化炭素を一般の樹木の4倍以上吸収するため、空気が浄化され地球温暖化にストップをかける環境保全植物として注目されています。
また、ケナフの茎からは木材パルプに似た良質な紙が作れます。一年草ですから毎年収穫ができ、木材に代わる資源(非木材原料)としても期待されています。


名前の由来
語源はペルシャ語で麻という意味。

ケナフの栽培
アフリカが原産地でインドやタイ、中国南部など熱帯に近いアジア地域のほか中南米で栽培されています。

ケナフは生態系を崩す?
ケナフは一年草で根も葉も全て枯れてしまい、セイタカアワダチ草のように異常繁茂や、自生種を脅かして帰化する心配はありません。

ケナフの活用
古くはヒンズー教の聖典に薬草として紹介され、現代では紙製品、建材ボード、車両部品、土壌改良材、繊維、炭、染色、食品等に広く利用されています。

ケナフの成分
香りの良い成分(芳香属ポリマー)やたんぱく質、カルシウム、ポリフェノールなど、ほうれん草よりも高い栄養素が含まれており、まだ解明されていない未知の成分があるともいわれています。

ケナフの水質浄化
水中の窒素やリンを吸収し水質改善にも役立ちます。

ケナフの農業への影響
ケナフはクリーニング草とも言われ、化成肥料や農薬で土壌が弱ったり肥料過多でバランスの悪い地質を改善します。

ケナフを堆肥にした場合、吸収した二酸化炭素は?
有機質が醗酵して堆肥になる場合のガスの発生は、自然の循環であり問題ではありません。今私たちが地球温暖化を心配し恐れているのは化石燃料から発生するガス類です。

ケナフの二酸化炭素固定量
10Lのガソリンを消費すると約23kgのCO2を排出します(環境省庁資料)。また、ケナフ1本が約500gとして、約1tで、約1tのCO2を固定します(ケナフ協議会資料より)。この試算から、車両が出すCO2をケナフが吸収固定するとして、1年間で1,722本栽培すれば地球温暖化防止の京都会議の議定書に沿えると言われています。
しかし、ケナフの栽培は広域、継続的に、また活用を正しくしなければ温暖化防止に貢献できるとはいえません。

当会ではケナフの種を配布する際、活用方法を記載した案内書を添付しています。